それから
プレゼントを渡した


お仕事でも使えるように
万年筆にしたんだ



ありがとう


そう言う
みーくんの笑顔は
私を幸せな気持ちにした



ソファーに並んで座ってると



「もうそろそろ帰らないとオレ飲んでるからタクシー呼ぶな」


みーくんが時計を見て
そう言った


「いらないよ」


私が平然と言うと



「オレ運転できないよ?」


みーくんは不思議そうに言う



「わかってるよ」


「歩いて帰るなんて危ないだろ」


「帰らないもん」



「…………はい?」


みーくんが聞きかえす



「今日は泊まっていく」



私は笑顔で言った