『光ー!先にお風呂入っていいよ!』

「え"!!」


お湯を落としてお風呂の準備が出来たのに、光は眉をピクッと動かした。



『お風呂、嫌い?』

「何言ってんの!!超好き好き!!」


持ってきたキャリーケースから着替えを取って、「じゃあお先に」と笑顔で言いお風呂場に繋がる更衣室に入ってしまった。



『明らかに笑顔引きつってたよね…』


光が入った更衣室を見て首を傾げた。



何かトラウマでもあるのかな?



『あ、寝床準備しなきゃ!!』


深く考えずに新しく出来た光の部屋のベットにシーツを引くため階段を上がった。



『ん?』


階段に足をかけたとき、光のキャリーケースの横に光る物を見つけた。