「ごめんなさい」

『いや、もういいって』


1時間後に起きた光はずっとベットの上に座って謝り続ける。


「寝相が悪かった私が悪いし、何かお詫びを…っ」

『じゃ…、一緒にお買い物付き合ってよ!』

「え!?そんな事でいいの!?」

『うん、いいのいいの!』


驚いて顔を上げた光の頭をポンポンと撫でた。



「じゃあ、すぐに支度するね!」

『私も支度するから、終わったらリビングに集合で』


約束をとりつけて私は部屋から出て行った。



『さっきのドキドキは何だったんだろう…っ』


ドアに寄りかかって自分の胸に手を当てた。

光に抱き締められた事がフラッシュバックして、また胸が五月蝿くなる。


女の子相手に何でドキドキするのよ!!

まさか、私"レズ"!?


重い気持ちを背負ったまま、自分の部屋へと帰って行った。