懐かしい夢を見た…
《いつか会えるよ》
《じゃあ、約束ねっ!》
泣きじゃくる私に約束をしてくれたキミ。
―…
『もう、朝か…』
自然に目が開くと、部屋には暖かい光が差し込んでいた。
『いつの間にか寝ちゃったんだ』
あの後準備して、お風呂から上がった光と交代でお風呂に入って…
―…
《あのさ、ロケットペンダント知らない?》
《あぁ、光の部屋に置いといたよ》
まだ濡れている髪をタオルでワシャワシャと拭く。
《まさか、中を見たりし…た?》
《ううん》
頭をフルフルと横に振ると、青ざめていた光の顔が安心に変わっていった。