鞠音『“何だよ”…じゃないだろ!?もう何時だと思ってるんだよ!さっさと胴着に着替えて私と手合わせしろ!』 

明らかに嫌そうな顔をして鞠音を見た。


蓮『お前こそ…
何時だと思ってんだよ…』

くるりと背を向け歩き出すと


ポケットから“何か”を取り出し、後ろ向きで鞠音にそれを投げた。


鞠音は自分の方へと飛んできた“何か”を手にすると

それに、目をやった


鞠音『やッ…
やっば!?遅刻するじゃねぇかーー!?
なんで誰も言わねぇんだよーー!?』


鞠音の悲愴な叫び声を後ろに聞きながら


学校へと歩みを進めた。