「ねぇ、桜」
「何?」
「逃げない?」
「えっ?」
「ダメ?」
「いいよ!私も逃げたいと思ってたし。」
「じゃぁ、トイレ行くふりして逃げよ!」
「わかった」
「先生。」
「なんだ?」
「トイレ行きたいんですケド・・・」
「行って来い。ちゃんと戻って来いよ?」
「わかってます」