奈々はネクタイをいじりながら
私の横を並んで歩いている。
「はぁ~今回の男もぜんぜんだめ!奈々より先に
いっちゃうんだよお?ありえなくない?」
「..奈々いままで何人と寝たんだよ?!」
「え~秘密」
奈々はかわいい笑顔をして言う。
奈々は、性格はドS、男と寝ては捨てて
遊びたいほうだい。顔はかわいいくせに。
髪の毛は金髪に近い、ミルクティーブラウンの色。
髪が長く、いつもくるくるに巻いている。
巻き方が非常にうまく、私は尊敬していた。
目は一重らしいが、今話題のアイプチなんかをして
化粧が非常に濃い。
そして抜群のスタイルが武器だ。

私達は屋上へついた。
すると奈々は
「き~も~ち~い~」
ねっころがった。
私も続いてねっころがる。
空が青い。
太陽がまぶしい。
雲がきれい。





少しの沈黙の間、
私が口を開く。
「うちと幸仁って合うのかな...」
そう、最近私が最近思う事。
学年一位のまじめくんな
幸仁。甘えたいけどまじめすぎて
甘えられない。
【すき】とか【愛してる】とか
言ってくれるのは記念日とかぐらい。
幸仁の事は好きだけど
よく分からない・不安
という今の思いをすべて
奈々に話した。