「美術?!え~だるっ、まぢ無理~幸仁!サボるぞぉ」
さあやが言うと、
「おいー、成績落ちるだろ、ちょっとそれは無理だって」
ダルそうに言う幸仁。
「へんっ、まじめボーイ!」
「しょうがねーだろ」
はぁ...ため息が出た。
幸仁、まじめすぎるよ。
キンコーンカーンコーン---..
チャイムが鳴る。
「んじゃ、いくから」
幸仁はさあやの頭にポン、と手を置くと
教室に帰っていった。
「ノリ悪いなあ..」
付き合って6ヶ月、キスもしてない
最近思う事、幸仁はまじめすぎる。
幸仁の事は愛してる。
大好き。だけど...
最近壁を感じる。
なんだろうこのもやもや、、
私と幸仁は合わないの?


携帯から音楽が鳴る。
♪~~♪♪~
激しい洋楽の音楽。
携帯を開いた。
【受信メール1件】
誰だあ?
【さあ-や-!サボろ!!いいでしょ~(・∀・)】
親友の奈々からだった。
つか...よっしゃあ☆
【屋上で待ってるぜぇい♪】
送信~~♪
携帯を閉じ、さあやは
屋上へとスキップしながら
向かった。