私に親戚がいればその人達を頼れたけれど…



父さんと母さんは駆け落ちして自分達で会社を建てた。




だから親戚なんて会った事ない。




お坊さんも帰り、家の片付けに取り掛かる。



“ピンポーン”




??…誰だろ。




『はい…』




『初めまして。相沢財閥執事の金城(カネシロ)と申します。お迎えに上がりました。』



相沢財閥ね…



………。



『って!あの相沢財閥様ですかぁ!?すっ、すぐ開けますっっ!!』



“バタバタ……”