俺、まじ彩加には弱いな。
もう彩加以外好きになることはないだろう。
何年たっても。
俺は彩加だけ。

彩加、愛してる。

俺は彩加のことを考えながら
暗くなった家路を1人で帰った。


「あれーっ?森下くん?」

「おー。妃芽ちゃん。」

妃芽ちゃんは一緒のクラスの女の子。
男子の中でも、可愛いと評判だ。

「こんな時間にどーしたの?今日部活なかったんでしょ?」

「えっと。彼女と会ってた//」
俺まじだせー。
彩加のこと彼女とか思ったら未だに照れてしまう。
それほど大好きなんだ。

「彼女?森下くん……彼女さんいたの?」

なんか声が震えているような気がする。
気のせいか。

「うん。いるよ。」

「そっか。どんな子?」

「可愛い、最高の彼女だよ。」

「へへ。よかったじゃん!仲良くしなさいよ。」

心なしか無理に笑っている気もするけど
応援してくれてるしいっか。

「おう。サンキューな。じゃ。また」

「ばい…ばい。」