シーンとしたリビングでアタシの鼻息の音だけが聞こえてて…惨めったらありゃしない。いっつもアタシばっかヒステリー起こして。成長しない自分が嫌になる。



寝室の入口に立ち、ベッドを見ると規則正しい呼吸をして寝てるレイ。



…本当に寝やがった…



大口叩いた手前、のこのこベッドに入っていく事も出きず、ソファーで寝る事にしたアタシはリビングに戻ろうと身体の向きを変えた時




「おい」




レイの声に顔だけを向け




「なに」