そう言って笑うアタシの頭を撫でるレイは優しい顔。


「レイはいつ彫るの?」



「明日」



「そっか。やっとだね」




仕事が忙しく、休みがなかったレイはアタシが彫ってから一週間経ってるのに、シンさんの所に行けずにいた