レイの名前がアタシの身体に刻み込まれた。
レイだけって証が。



泣いてるアタシにシンさんは


「嬉しい?」




「…は、はい。すごく」



「本当かわいい子だな。レイは幸せ者だよ」




そんな事言うからまた涙が流れる。




「レイ!」




シンさんの声に、部屋に入ってきたレイはアタシの腕を見て言った。





「ありがとう」