自分の器の小ささと、タトゥーに頼らなければ信用出来ない自分に腹が立ち、



「許してくれるまで、アタシに指一本触れさせないから」


そう宣言し、レイから離れた。餓鬼みたいに八つ当たりするアタシに


「お前、それって…」



「もちろん。エッチもしません」



鼻息荒く、してやったり顔なアタシは呆然と立ち尽くすレイをほったらかし、夕食の準備に取り掛かった