身体を離し、レイの顔を両手で挟み


「アタシを殺して、永遠にレイの物にして」


真っ直ぐに目を見て言うアタシに


「その願いは聞いてやれない」


はっきりとした口調で言い放ったレイに怒りが沸き上がる


「なんで?」


「俺はお前を殺せない」


「アタシが望んでるの!それがアタシの幸せなの!」



「お前はさ、死ぬ事しか考えらんねぇの?」


そう言ったレイの顔は悲しげで



「………」


「俺と生きていこうとは思えないのか?」