「ただいま」


仕事から帰ってきたレイにいつもの笑顔を見せず、アタシは抱き着き


「おかえり」

小さく呟く。


「どうした?」


背中をさすりながらそう聞くレイの顔はきっと苦笑い。


「レイ?」


「ん?」


「前、アタシ言ったよね?レイを殺して永遠にアタシの物にしたいって」


「あぁ」



「それ取り消す」


「そうか」


「取り消すからさ…お願い聞いてくれる?」


「あぁ」