テーブルに置かれたそれを見てアタシは笑ってしまった。


「やっぱりね」



「文句あんのかよ」



「いや、ないよ」



「だったら笑ってないで早く食え」



「いただきます」



最近は苦手だった料理も大分上達してきて、自分で作ってばかりだったからレイが作ってくれた料理を食べるのは久しぶりだった。