「離婚しても、ミュウはお母さん達の娘だって事には変わりないんだから。今まで通り頼っていいんだからね」




「……帰る」




母の言葉を無視してアタシは家を出た。もうこの家に来る事はない。いや、来たくても来れない。
だって無いんだから…




家に帰ってきたアタシは、呆然としたままソファーに座り、一切の家事を放棄して外が暗くなるまで座り込んでいた。