「うーっし!

ヨッシーいくよ!」

「はーい」


READY‥ GO!


先生の指の上から2のボタンを押した

「そのままね」

「はーい」

先生の手に手をかぶせて、左右に回した

「こーやって、ドリフト使えばうまく回れるんだよ」

「はーい…」

「あ、そういえばドリフトのこと言ってなかったね、ごめん」

「……」



急にヨッシーの速度が遅くなって、先生が右手を離してるのに気付いた


「えっ… なんで?

アクセルアクセル!」


右手で2を押したら、今度は左手も離した

「ちょっと~やる気ないんですか~!」

もぉ…

怒るのはゴールしてからとして、とりあえず順位をあげようと画面に集中した

このコース、細かい動きしてないとすぐ落ちるんだよなぁ…

ワリオ~~どけ~~


「…っ!?」


ワリオから

一瞬にして意識が飛んだ


「ちょっと先生!やめてよ

今ワリオが~~」