「よしっ。満足した!さんきゅーなまじ。俺ここのパフェ気になってたんだけど野郎だけじゃ来にくくて。助かったー。」
「あぁー確かに男の人だけだときっつい感じしますよね。」
けどどうして私なんですか?
って思ったけど聞かないまま、お店を後にして歩きだすと、やっぱり視線の嵐。
なしてかな。先輩絶対もてるし、彼女さんとかと食べに行けばいいのに、
や、そんな人いたら私は誘われないか。
「おまえまだ時間ある?」
「はい。」
「よし、じゃぁもう少し付き合って。」
楽しそうな顔して進む先輩の歩幅は、私に合わせられてる。
私凄く歩くの遅いのにな。
小さなことに、少しずつ暖かくなりだす胸が、なんかくすぐったい。