○キャンドルサービス……その後
本当は、このまま帰ろうと思ったのだ。
胃を痛めるような披露宴に出て、リエはどっと疲れてしまったのだから。
なのに、二次会に誘われてしまった。
最初に誘ったのは、開発室の人間で。
どう見ても酔った勢いで誘っています、という品のない笑いがついていたので、丁重に断ろうとしたのだ。
だが運悪く、偶然通りかかったハルコに捕まってしまう。
「いいじゃないの…私も久しぶりに話がしたいわ」
にっこり。
この笑顔で、リエは陥落してしまったのだ。
それに、いろいろと社長のことで相談したいこともあったので、彼女は「はい」と答えた。
社長の扱いに関しては、ハルコの右に出るものはいないとまで言われていたほどだったので。
あぁ。
つき合っている男が、披露宴を終わったら迎えにきてくれることになっていた。
予定変更を告げるために、リエはケイタイを取り出したのだった。
本当は、このまま帰ろうと思ったのだ。
胃を痛めるような披露宴に出て、リエはどっと疲れてしまったのだから。
なのに、二次会に誘われてしまった。
最初に誘ったのは、開発室の人間で。
どう見ても酔った勢いで誘っています、という品のない笑いがついていたので、丁重に断ろうとしたのだ。
だが運悪く、偶然通りかかったハルコに捕まってしまう。
「いいじゃないの…私も久しぶりに話がしたいわ」
にっこり。
この笑顔で、リエは陥落してしまったのだ。
それに、いろいろと社長のことで相談したいこともあったので、彼女は「はい」と答えた。
社長の扱いに関しては、ハルコの右に出るものはいないとまで言われていたほどだったので。
あぁ。
つき合っている男が、披露宴を終わったら迎えにきてくれることになっていた。
予定変更を告げるために、リエはケイタイを取り出したのだった。