「きゃぁ→→」
あたしはジェットコースターが
上から下へ落ちる瞬間、叫んだ。
桂は隣で不安そうにあたしを見ていた。

「お、終わったぁ・・・。」
あたしはもう我慢できない状態になっていた。
「桂・・・気持ち悪い・・・。」
あたしは、倒れそうになり、桂にもたれかかった。
「美奈、大丈夫?!急いで!はやくトイレ行こ!」
桂はそう言ってあたしをトイレの前まで運んでくれた。
「ごめん、桂・・・」
あたしはそう言って桂のまえで吐いてしまった。。。
「うっ。おぇっ!おぇっ!」
桂はあたしの背中をさすりながら「大丈夫」
と言ってくれた。





「もう大丈夫?」
桂は心配そうにあたしに聞く。
「うん!ごめんね。心配かけて。」
「こっちこそ。ホントごめん。」
「次はどこ行く?」
二人は相談し、あれこれといろいろな
乗り物に乗った。
そして・・・もう外はすっかり暗くなっていた。
二人は観覧車へと向かった。
「楽しかった!」
「桂。ホントにありがとっ!」
あたしは桂に抱きついた。
外の景色はもう夜。二人の影がそっと
観覧車の窓に映っていた・・・。
頂上に着くと、桂は激しいキスをしてくれた。
「ぁあん!んっんっぁ!んぁっ!  はぁ、はぁ・・・」
あたしはとびっきり甘い声を出した。

観覧車から降りると、桂は、
「続きは家でな。」と
やさしく言った・・・。

そしてあたしたちは家へと向かった。