でも1番嬉しいのは…。


仕事が終わって帰ると、由香里が待ってくれていること…。


安らぐ時間だったりする。


「早く大人になりたいな…。」


由香里がふと言った。


「なんで?」


「そうしたら、浅賀さんに一歩でも近づけるかな…って思って。」


「あと2年もすれば、由香里も成人だぞ?」


「ん〜それもそうなんだけどね…。」


納得のいかない様子の由香里。


「言ったろ?俺達のペースで進むって。焦ったってどうにもなんないしさ。…それより…。」


「…何?」


「まだメインディッシュ、食べてないな…と。」


「えっ?さっき食べ…きゃっ!」