────ガラガラ…


ユナが入って来た。



「あっ。竹本さん!!
急に呼び出してごめんね。来てくれないと思ってたから…嬉しいな。ありがとう。」


そう言って笑った森田の口からは白い歯が輝いていた。


『うっわ!!眩しっ!!
歯まで爽やかじゃねーかっ!!どんな歯みがき粉使ってんだよ!!』


ロッカーの中で悶える俺。


「あの…それでお話って何ですか?」


不安そうに森田を見詰めるユナ。


『っちょ!!ユナ上目遣いになってる!!そんな目で森田を見るなっ!!』


ロッカーの中で悶える俺。


もちろん俺の心の声はユナには聞こえない。