やばい。
気持ちが溢れる。
もう言っていいよな。

「彩加、俺お前が好きだ。」

「へ?」

彩加の動きが急に止まる。
彩加の顔がちょっとずつ赤くなってきた。

「彩加、優人お兄ちゃんのこと好きなのかな?」

「は?」

「最近ね、優人お兄ちゃんのことで頭がいっぱいなんだ。」

それって、彩加も俺が好きってこと?
まじで?

「彩加?それは俺が好きなんだよ。」

「ほんと?お兄ちゃんと手繋ぎたいって思うのも好きだからなの?」

「ほんとにそう思ってんの?」

「優人お兄ちゃんと一緒の学校行きたいよ~。」

「彩加?俺、お前のこと本気だから。」

「本気?」

「本気で好きってこと。」