「ねぇっ!!萄哉!私!覚えてない!!?真琴だよ!!まこ!」


彼の顔が一転した


「マジかよ・・・!!?あんたまこ!?うっそ!マジで!すっげーデジャウ"だな!!」


早くも私の夢は成し遂げられた


「すっごい会いたかった・・・!!萄哉がいなかった間・・・っ私・・・っ苦しくて・・・っ」
涙がボロボロ零れた。

萄哉は私をギュッと抱きしめてキスをした


温かくて、優しくて・・・


「まこ・・・またヨリ戻してくれないか・・・」


迷わず答えた


「うん・・・大好きだよ・・・萄哉」


私と萄哉は固く誓った


『今度は絶対離れない』


ニ年という月日を経て私達はまた結ばれた


「まこ。このまま学校サボってどっか行くか!?」


いつものテンションで問いかける萄哉に私は微笑んだ


「うん♪行こ♪♪」


そのまま私達は電車に乗り込んだ


いく宛もなくたださ迷った


ん?何か私の胸に当たった?


その正体は萄哉だった
そして激しく胸を揉みだした


「やっ・・・ちょっ・・・やめてよ!」


久しぶりに萄哉に触れられてすごい感じてるのがわかった


「し―・・・まこ静かにしてて」


その手が段々と下へ下へと向かおうとした瞬間電車が左右にグラッと揺れた


「きゃっ!?」
「わわっ!?」


その時萄哉の理性を戻させた


「ごめん;;俺・・・・・」


「びっくりしただけ!謝らないで!」


私のそのコトバを聞いて萄哉は一息ついた


ホッとしたのだろう


私達は次の駅で電車を降りた


川沿いにのびた小さな道を通り過ぎ


ここから見えている展望台へ向かった


私は思い出した萄哉に聞きたかったことを


「萄哉・・・?聞いていい??」


「ん?どした?まこ」


言いたいのに口がそのコトバを発するのを拒んで上手くコトバにならない


「あのね・・・ニ年前覚えてる・・・?私に言いかけて止めたあの続き・・・なんだけど」


「あ!あれ!?言いかけのは!まこのことが大好きだって言いたかったんだ!あの頃さ・・・まだ小さか