どうして？大切にしていた物は崩れていくの？


気づけなかったの？距離以上に離れゆくあなたを


時代と共に周りがなにもかも変わってゆく景色の中で


自分さえも見失っちゃいそうで立ち止まった時


目をつむりあなたのはにかんだ笑顔を思い出すの


『Dear lover.it's you』消さないでほしいの


過去の日々の私達の足跡を共に過ごした大切な記憶


今は儚くてどれだけ小さくてもいつか必ず胸を張って会えるよ


私の沈む背中を押してくれたあなたと


あの日交わした夢のような約束


忘れないで。


最後にあなたに伝えたコトバは嘘なんかじゃないよ


全て失ってから気づけた


あなたというかけがえのない存在を


私はどうして一番大切な人を傷つけてしまうの？


どうして？大切だったことすら忘れてしまうの？


いや。忘れてはいないよ


全てなくしてしまったけど忘れない


あなたの笑顔の中に潜む悲しみを


そして私はあなたとのこの恋を必ず奇跡に変えてみせるから


私の何を犠牲にしたって


あなたのそばにいるよ
あなたのことは忘れない


あなたがいなくなってからもうニ年が経った。


私は今、十八歳。まだ現役高校生。


名前は『新垣 真琴』。
彼の名前は『五十嵐 萄哉』


私が、心から愛した人。


私はふとあなたがいた昔のことを思い出した。


あれはあなたが不機嫌だった時のことだった。


私は気持ちのすれ違いがあっても


終わりは来ないと思ってた


けど違ったの。


思い出の糸の先はもう途切れてる


そう。


どんなに叫んでも私達の作った穴は塞がらなかった


いつものように手を繋いで歩いてた時もあなたは違うことを考えてた


こんなに愛しいと思っていても


夢が近づくほど私達は離れてって――･･･


「お互いの夢叶えようね！」


って私達は、誓ったのに


それは、フェイクだったの？


いつもあなたは人波に飲まれそうになる私を

後ろから押してくれたよね