席の移動を終えてあたしは頬杖を
つく。

「またお前かよー、まっ、これで
お前が1人ぼっちになることはないな!」

「うるさぁい!!1人ぼっちで悪かったわ
ねぇ!?」

でもめいもまた、緒里と一緒に
なれたことが嬉しかったのだ。

ーー昼休み

「緒里〜、一緒に食べよっか♪」

弁当箱を片手に売店で買ってきた
パンをひとかじりしようとしていた
緒里に話し掛ける。

「なぁ〜俺にもクラスメートとの
交流というものを…」

「は〜いそこまでっ!!いつもあたしの
側にいてくれる緒里に友達ができて
困るのは誰かなぁ?」