「そんな否定しなくても…
まっ、それより見せるよ?」

その時、緒里は心の隅でまためいと
隣の席になることを望んでいた。

「ジャーン!!…………っ!?」

「………!!」

同時に出された紙に書いてあった
数字は……

「「43!!!!」」

2人の声が同時に重なった。

「じゃ、ちゃっちゃと席を移動して
くれー」

いつもの調子でみんなはそれぞれ
自分の席へと移動を始めている。

「また一緒だねー、別に嫌じゃないけど
こんなにくっつくとは…さては先生の
計算通り!?」