先生が手作りした箱の中から順番に
紙を引いていく。

「めい、お前の番だぞ」

そう言われ箱の中から引いた紙を
まだ見ずに自分の席に戻る。

「緒里!何番!?」

「お前こそ、何番だよ!?」

「まだ見てない♪一緒に見ない?」

ぐぐっと緒里に近づく。

「お前ちけぇよ」

「いーじゃん!何?それともあたしに
惚れてんのかぁ〜!?」

また意地悪っぽく笑う。

「声でけぇし!惚れてなんかねーよ!!」