「………」

無言の緒里、もうなったのかな?

ぎゅむー

「めいはちっちゃくて抱き締め
やすいなぁ♪」

「なっ!!」

意地悪っぽく笑う黒緒里はあたしを
見ている。

「緒里、分かる?これがホントの
あんただよ!?」

「無駄だよ、今は眠ってるのと同じ
だから」

「えっ?んじゃ意味ないじゃん!!
よし、元に戻そう」

黒緒里から離れようと手を離すが
黒緒里はそうはいかないようだ。