「う…んっ」



ふと響いた呻き声に、皆はっとなって声の方を見た。



「り、理杏!?」



そばについていた瑞樹が、慌てて理杏の顔を覗きこむ。



「目が…覚めたのか…」



ほっとしたような瑞樹の声に、仲間たちも安堵の表情を浮かべた。