「戦場でよそ見しちゃ、危ねーよ!」




二人の間を、何かが駆け抜けていった。





「待たせたな!神保敬治様の登場だ~!」




敬治は、最前列まで出ると、銃を構えてシャドウに向かって撃った。







ドスッ―――





ギャアアアアアアアアアアア!!!







それまでとは比べられないくらいの衝撃と痛みに、シャドウはけたたましい悲鳴をあげた。