もがき苦しむシャドウを見ながら、唯華はそっと仲間たちに語りかける。




「さっきはごめんね、取り乱したりして…。でも、私たちが頑張らないと…街を…世界を…みんなを守らないと…って、気付いたの…」



凛とした声とは裏腹に、武器を持つ手は、今もカタカタと震えている。





本音を言えば、誰だって恐くて逃げ出したい…







それでも唯華は、立ち向かうことを決断したのだ。








世界のために…



そこに住む、大切な人々のために…