ヒュッ――




ギィヤアアアアアア





何かが風を切る音と、それに続くけたたましい叫び声…






愁が顔を上げると、そこには額に矢を突き刺し、どす黒い血を流したシャドウの姿があった。




そのまま視線を彷徨わせ、矢を放った主を探す。







矢を放ったのは…唯華だった。