「確かに俺たちは、狙われる立場になった…」



愁が呟いた。五人の不安げな視線が彼に集まった。



愁は話を続ける。



「でも、同時に俺たちはシャドウを狙う立場にもなったんだ。」



愁の言葉に、五人ははっとした。





狙われることが使命じゃない。



シャドウを倒す…そして世界を守ることが、与えられた使命…




「そうだ…そうだよ!私たちは武器もある!仲間もいる!」



唯華が弾んだ声で言った。