「その武器たちは、君たちの心と共にある。君たちの心が強くなれば強くなる程、その武器たちも新たな可能性が生まれるのだ。」





「その逆も然り…ってこと?」




結月が尋ねると、ダークはゆっくりと、しかし大きく頷いた。




「君たちの心次第では、武器が消滅することも有り得る。」




「サラッとヤなこと言うよな~…」




瑞樹がボソリと呟いた。



「武器が消えちゃったらさ、なんか違うもので戦ってもいいの?」




理杏が尋ねると、ダークは先程と同じようにゆっくりと、しかし今度は首を横に振った。





「それは不可能だ。シャドウには、今君たちが持っているその武器しか通用しないのだよ。」