「俺は…世界のためになんて、戦えない…」







五人が、落胆したように俯いた。









「けど…」






そんな五人の方は見ずに、愁は続けて言った。








「俺は…自分のために…戦うことにする…」







俯いていた五人が、一斉に顔を上げ、笑顔を浮べた。