「それで?私たちをここに呼び出した理由は何?」



結月が、いきなり核心を突くようなことを尋ねた。



「これだけすごいメンバーを集めたんだ、ただごとじゃねーんだよな?」



ニヤニヤと笑いながら、瑞樹が続いた。





「…君たちは、『シャドウ』というものをご存じかな?」


「…『シャドウ』…影?」


「さよう。」



少し自信がなさそうな唯華の呟きに、ダークは頷いた。



「だからその『シャドウ』が何だっていうワケ~?理杏たちの話、逸らさないでよね~!!」



理杏が怒り口調で言いながら、ダークを睨んだ。