「自己紹介くらい、自分でできる。天館 愁、私立光ヶ原高校2年…」 愁は、それ以上のことは語らなかったが、誰もその先を聞こうとはしなかった。 「それで?あんたは一体何者だ?」 愁が、ダーツ女に尋ねた。 「藤澤 結月(フジサワ ユツキ)。明栄女学院高校2年。まあ、よろしく。」 一通り、全員が何者かが分かったその時、店の扉が勢いよく開いた。