そんなことを話しながら歩いていると、すぐに「バー・ナイトダーク」に着いた。



「俺、いっちばん乗り~!…あれ?」



勢いよくドアを開けた敬治を、くすくすと笑う唯華と、呆れ顔の結月が出迎えた。



「何が一番乗りだよ。あたしたちはもう15分も前からここにいたよ。」


「くそ~、あのシャドウとの戦闘がなければ俺と愁が一番だったのになぁ…」

「シャドウとの戦闘だって!?」

「それ、本当なの!?」



敬治の言葉に、結月と唯華が一斉に驚きの声を上げた。