理杏は舞うように鞭を操り、器用にシャドウの両足を縛り上げ、自由を奪った。


シャドウも抵抗しようとしたが、理杏の優雅かつ俊敏な動きにはついて行けず、されるがままの状態であった。



「さすがだな。」


「あったりまえでしょ。」



瑞樹と理杏が不敵に笑う。



「理杏はちゃんと仕事したからね!あとは頼んだよ。」


「あぁ、任せろよ。」


ニヤリと笑う瑞樹。



しかし、深呼吸を一つすると、その顔からは笑みが消え、獣のような瞳でシャドウを睨んだ。