一方で、シャドウに狙われている愁もまた、諦めてはいなかった。 もう身体はとっくに限界を超えていた。 しかし、座り込んだ状態でもなおシャドウから目を逸らさずに、じっと見据えていた。 絶対に目を逸らさない。 諦めたら負けだ。 希望の光は、絶対に捨てない…