硬い物と硬い物がぶつかった時の、甲高い不快な音が辺りに響いた。



あまりの硬さに、手に痺れが走り、愁は顔をしかめた。



このシャドウの表面は、それほど硬い物に覆われているらしい。

敬治の銃が通用しなかったのも、この特殊な表面のせいだろう。


愁の攻撃も、それほどダメージを与えられていないようだ。




軽く舌打ちして、愁はまたシャドウを攻撃する。




たとえあまりダメージとなっていなくても、完全に無意味な訳ではない。





それならば…やるしかない。