「ヘ~、なに?なに??愁、秀光の天才クンとおトモダチなわけ~??」


「おもしれーじゃん。なぁ天才クン、一緒に遊びに行こーぜー。」



敬治に、というよりは、市内で一番優秀だと謳われる秀光学院の生徒に興味を示したのか、悪友たちが絡み始める。



「いや、ちょっ…あんたらには用ねーんだけど…」


「いーじゃんいーじゃん!友だちの友だちなら、俺らも友だちだろ~??」



絡まれている敬治は、かなり困惑した表情を浮かべているが、悪友たちはお構いなしに絡み続ける。