「それでさ~…っと、あぶね。今日はいねーよな?白蘭…」




悪友の一人が、警戒するように辺りを見回す。




そこは間違いなく、昨日白蘭学園の生徒達と――唯華たちと鉢合わせした場所だった。






もしかしたら、あの時には既に全てが動き出していたのかもしれない…




そう考えると、愁は少し気分が悪くなった。







もし、あれも誰かに仕組まれていた出会いだとしたら…