こうやってイライラしてると、余計に問題が頭に入ってこない。
何度も同じ文字を読んでるだけ。
はぁ。
疲れた。
まだ一問も解いてないのに。
確かに、タイスケの言う通り。
調子乗らないときは何時間椅子に座っててものらない。
やっぱタイスケと一緒に退散すべきだったのかも。
って、いやいや、あんな不機嫌なタイスケと一緒に帰ったってろくなことありゃしない。
ここで時間つぶしてる方がよっぽどマシ。
さっきまでタイスケが座っていた場所に、誰かが座った。
空いてるよりずっといい。
そして、その横に座った人が私に話しかけた。
「ナツミさん?」
聞き覚えのある柔らかい声。
ゆっくりと声の方に顔を向けた。
・・・カツヤ、だった。
カツヤは私の動揺をよそに涼しい顔で笑った。
「今日は一人っすか?」
思わず、鉛筆を持つ指に力が入る。
「ま、まぁ、そんなとこ。」
冷静を装うのに必死だ。
やってもいない問題集のページをめくった。
何度も同じ文字を読んでるだけ。
はぁ。
疲れた。
まだ一問も解いてないのに。
確かに、タイスケの言う通り。
調子乗らないときは何時間椅子に座っててものらない。
やっぱタイスケと一緒に退散すべきだったのかも。
って、いやいや、あんな不機嫌なタイスケと一緒に帰ったってろくなことありゃしない。
ここで時間つぶしてる方がよっぽどマシ。
さっきまでタイスケが座っていた場所に、誰かが座った。
空いてるよりずっといい。
そして、その横に座った人が私に話しかけた。
「ナツミさん?」
聞き覚えのある柔らかい声。
ゆっくりと声の方に顔を向けた。
・・・カツヤ、だった。
カツヤは私の動揺をよそに涼しい顔で笑った。
「今日は一人っすか?」
思わず、鉛筆を持つ指に力が入る。
「ま、まぁ、そんなとこ。」
冷静を装うのに必死だ。
やってもいない問題集のページをめくった。