「うるさいっての!」

そう言いながらもなんだかおかしい。

自分のことながら、空っぽになったお皿を見て笑いがこみ上げてきた。

「自分で笑ってやんの。」

タイスケもうつむいて、笑いをこらえていた。

ふん。

不思議だけど、楽しい。

周りから見たら、私とタイスケって、カツヤと彼女みたいに見えるのかな。

まさかね。

思いっきり友達の空気出してるし。


その後、二人で食堂を後にし、また図書館へ向った。

結局その日は夕方まで勉強しちゃったよ。

疲れたけど。

でも、なんだか気分いい。