ふんわりした横髪が印象的な、そう、こないだ見たカツヤの彼女?

ええ?!

ひょっとしてカツヤの彼女ってW大なのぉ?

目があってすぐそらした。

びっくりしたぁ。

向こうも一瞬私を変な顔をしてこちらを見たけど、すぐに図書館の中へ入っていってしまった。

カツヤの彼女って、結構派手な感じだったけど、W大なんだぁ。

頭いいんだ。

でも、そんな彼女とどこで知り合ったんだろう?

別にどうでもいいことのはずなのに、なんだか気になる。


私は動揺をおさえたまま、トイレをさっさとすませた。


そして、また自分の席に戻ろうとした時。

目の前から、カツヤとさっきの彼女が歩いてきた。


カツヤ??