「裕也
 待った??ごめんね」


笑顔が引きつって
顔が痛い



「ううん」
裕也はそれしか言わなかった


「家の前だとあれだし
近くの公園に行かない?」


「いいよ…
…短い話だから
ここでする」


そんなに早く済ませたいの?


最後のわがままぐらい聞いてよ


私はもう少しだけ
裕也といたい


「話するなら
座ったほうがいいから
公園いこ 」



「…うん」
少し疲れた顔で言った



よく見る顔なのに
今日はなんだか胸が痛い